ファンタジーへの誘い@小説 星の物語

「なあ、俺達以外に生物はいると思うか?」

「さあね。でも、いるんじゃない?私達がいるんだから」

「だよなー」

「いきなりどうしたの?」

「んー?…………あの星が気になってさ。ほら、あの青と白で綺麗な星」

「えっと……あ、見つけた。あれのことね」

「そう。あの星を見て何か思わないか?」

「何かって、他の星より綺麗なことくらいかしら」

「だよな!やっぱり綺麗だと思うよな!」

「うるさ……いきなり何よもう」

「ごめんごめん、つい興奮しちゃって」

「で?結局何が言いたいの?」

「あんなに綺麗なんだったら、生物がいてもおかしくないよなってこと。下手したらこの星より多いかも知れないぞ」

「この星よりって、そもそもここには私とあなたしかいないじゃない。それにいくらあの星が綺麗といっても、生物が誕生するには奇跡を越えた奇跡を起こさないと生まれないくらい確率は低いのよ?」

「えー、夢がないなぁ…………君は俺達以外に生物、いや生き物がいてほしくないの?」

「いてほしいに決まっているじゃない……本当にいるのならね」

「──絶対、いるよ」

「…………そう」

「──さあ、もう寝ようか。話に付き合ってくれてありがとう」

「何だったのよ結局。まあ、どういたしましてとだけ言っておくわ」

「「……それじゃあ、神秘的な生命の誕生を祈って、」」

──お休み──